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2013/01/29

大天井ヶ岳

平成25年1月26・27日
曇り/晴れ

日帰りの予定で朝5:30出発

ルート:洞川温泉→岩屋峰→大天井ヶ岳→大峰奥駈道→近鉄吉野駅

今思えば、日照時間の短い真冬の雪山で、しかも初見でこのルートを日帰りで行けると思った事が不思議だ。吉野駅発の近鉄電車の最終が22時台だったので、それまでには下りて来れるだろうという大雑把過ぎる考えだった。

CIMG2155.jpg
近鉄・下市口駅から冬季臨時バスで約1時間、洞川温泉で下車。
他の登山者は、手前の観音峰バス停で全員降り、洞川温泉で降りたのは俺一人。
朝は夜明け前に家を出たが、電車やバスの乗継ぎでの待ち時間が長く、思ったより登山開始の時間が遅くなってしまった。

CIMG2156.jpg
10:20 吊り橋から岩屋峰へと向かった。

CIMG2158.jpg
橋を渡って向こうの山奥目指す。

CIMG2159.jpg
橋の途中から見た洞川温泉の町。
綺麗な雪景色だ。

CIMG2163.jpg
吊り橋を渡って少し登ると展望台が。
突き抜けて向こう側へ進む。

CIMG2167.jpg
地図を確認すると、岩屋峰から大天井ヶ岳まで尾根道を辿るだけの様なので、まずは斜面を登りまくる。

CIMG2175.jpg
尾根に出たので歩いていると、また展望台があった。
構わず向こう側へ直進。

CIMG2178.jpg
ここまで人の足跡は全く無い。
動物が走り回った跡が多い。

CIMG2180.jpg
イノシシか鹿かな

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これは誰だ?

CIMG2183.jpg
尾根伝いに登って行く。
天気予報では風が強くなると言っていたが、断続的に突風が吹いていた。特に尾根なので風が強く感じたのかも知れない。

CIMG2200.jpg
多分岩屋峰。
大分雪が深くなってきた。

CIMG2203.jpg
文字が消えているが、肉眼だとうっすら読む事が出来た。
12:39 岩屋峰到着だ。

CIMG2210.jpg
さらに登るにつれ、雪は一層深くなっていく。
しかしラッセルと言うほど足は潜らなかった。せいぜい脛までか。
相変わらず誰一人として出会う人無し。

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14:00 大天井ヶ岳 山頂
麓から3時間40分かかった。

ここも全く踏み跡無し・・・まっさらな新雪の上を走りまわる。
写真を撮ったりして20分ぐらい遊んだ。

CIMG2221.jpg
吉野方面に下りようとすると、看板があった。
これが大峰奥駈道の事だと思ってしまい、看板通りの方角に下りたが何かおかしい。GPSで確認してみると、吉野方面(北)ではなく小天井ヶ岳方面(北西)に進んでるではないか。

慌てて下って来た斜面を登り返す。

CIMG2222.jpg
地図を見る限り、北側の尾根を下る様に見えるのだが、コンパスの指す方向を見ると、どうしても尾根には見えずむしろ谷に思えて仕方が無い。何かのレールが伸びているが、ここを下るかどうかでかなりの時間迷ってしまった。登山道が雪に隠れるってのは恐ろしいものだ。

CIMG2223.jpg
確信が持てないまま、とりあえずコンパスが示すのだからと試しに下ってみると、目印の赤いリボンが見えた。

CIMG2224.jpg
そのままレールの走る方向に下って行く。
この辺りまで来ると、GPSのトラッキングデータは登山道の上をトレースしているので、とりあえず正しい方向に進んでいるらしい事は分かった。

この辺りが一番雪が多くて、時々膝の上まで潜って焦る。

途中で見晴らしの良い広場があり、さらに下って行く。

CIMG2231.jpg
15:30 小屋が見えて不安が吹き飛ぶ。

CIMG2233.jpg
二蔵宿小屋

CIMG2234.jpg
中を見てびっくり、ここ避難小屋?
俺の家より立派じゃないか。

しかしこの時点ではまだ今日中に帰れると信じていたので、記念の写真だけ撮って先を急いだ。

CIMG2237.jpg
吉野へは、四寸岩山を経由する。
案内通りに進む。

CIMG2243.jpg
二蔵宿小屋を過ぎると、四寸岩山まで登りとなる。
時間は16:00、疲労と空腹で斜面を登る事が困難になってしまった。

ここで俺は日没までに下山は出来ないと悟り、さっきの二蔵小屋に引き返そうかと思ったが、地図を見ると少し先にも避難小屋がある事が分かり、そこで一晩過ごすと覚悟を決める。

前日見た天気予報では、この日あたりから月末までは冷え込むと言っていた気がした。寝れるはずは無いので長い夜になりそうだ、と後悔しきり。

CIMG2245.jpg
16:35 足摺宿小屋 到着

sDSC_0259.jpg
小屋の中。一晩お世話になります。

日が落ちる前にザックの中身を出し、タオルで体の汗を拭き、インナーダウンを着込み、行動食とお湯の残量を確認し、ヘッドランプに電池を入れ、持っていたホッカイロを出す。但しホッカイロを開けるのは日没後に冷え込みだしてからにした。

翌日に備えてGPSの電源は切った。
そして初めてレスキューシートを取り出した。

sDSC_0261.jpg
21:05 小屋内温度 マイナス6.8℃
この夜は最終的に、マイナス8℃まで下がっていた。

CIMG2252.jpg
暇過ぎるので、余裕のある内にセルフタイマーで自分を写してみた。

2時間置きにお湯をコップの半分ずつ飲み、一口チョコを数個食べてあとはひたすら寒さに耐える。闇夜の不気味さよりもとにかく寒さが堪えた。朝方4時を過ぎた頃から体が震えだしたので、時々ラジオ体操をしたり小屋の中を歩き回って凌いだ。

CIMG2258.jpg
AM6:39 長過ぎる夜が明け、逸る気持ちを抑えて道が見通せる様になるまで待ち、ようやく歩き出す。歩き始めは指先とつま先が冷えて痛かったが、歩く内に暖まった様で痛みが引いた。

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ガスで視界は良くない

CIMG2263.jpg
7:06 四寸岩山

CIMG2265.jpg
展望は全く良くなかった。

CIMG2266.jpg
表示が無くて自信は無いが、おそらく守屋茶屋跡だと思う。
ここからえらく急な斜面を下りた。

sDSC_0262.jpg
急斜面を下りきった頃、見晴らしの良い所があり天候はいつの間にか快晴となっていた。

CIMG2275.jpg

CIMG2272.jpg
試み(心見)茶屋跡

かなり地面が露出してきたので、ここでアイゼンは外した。

CIMG2279.jpg
レールの終点、というか出発点を発見。

CIMG2283.jpg
俺はずっと荷物の搬送用のリフトだと思っていたが、座席があって人が乗る物だったとは。まだ現役なのだとしたらぜひ乗ってみたい・・・

CIMG2284.jpg
8:28 林道に出たので直進。

CIMG2287.jpg
林道の途中で金峯神社(青根ヶ峰経由)との分岐がある。

CIMG2293.jpg
9:11 青根ヶ峰

CIMG2296.jpg
9:26 金峯神社

CIMG2298.jpg
金峯神社から坂を少し下ると、吉野山駅前まで一気にワープ出来るケーブルバスのバス停がある。これに乗らないと、更に1時間半は歩いて下らないといけない。

CIMG2300.jpg
・・・・そらそうだわな・・・・

CIMG2301.jpg
11:01 最後はロープウェイすらもスルーして、完全に徒歩で吉野駅に辿りついた。

s天3

トラッキングデータ

距離が長くてマップが小さくなってしまった(アップロードできる容量の関係)

トレッキングを始めて1年余り、杜撰な計画のせいでえらい目にあってしまった。だがエマージェンシーシートを初めて使用して分かった事がある。初めは保温が効いて暖かいが、体から出た蒸気がシートに付いて逆に寒く感じる事があった。定期的に裏返しながら使った。




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No title

こんにちは。奈良の山岳地では雪なんですね。
最近は暖かくなったので雪はないのかなと思いましたが
しっかり山地では積もっているようです。
確かに日帰りで奈良の山奥は難しいイメージがあります。
しかも雪山とは恐れ入りました。

Re: No title

こんにちは、コメント有難うございます。
この日は天気予報でも風が強く、大雪となるとの予報でしたので、雪を期待して行きました。予定外の避難小屋泊からは多くの経験と反省を得る事が出来たので、今後の雪山登山に活かしていきたいと思います。

No title

それにしても貴重な体験されましたね。
二蔵宿小屋はすごく、くつろげそうな小屋ですね(笑)
僕も普段からエマージェンシーシート持って山行していますが、
いまだに広げたこともなく・・・ 
エマージェンシーシートのレポもすごく参考になりました。
ごろごろ水の採水場のリフトは5年前に一度乗りました(家族で)
すごい急勾配の斜面を登って行きオモシロいような怖いような・・・
上に着くとお婆ちゃんが居て鍾乳洞を案内してくれました。
無事に下山で来てなによりです♪

Re: No title

コメント頂き、有難うございます。
二蔵宿小屋は布団の様な物も置いてあり、近くに水場もあるみたいなので、小休止から緊急避難まで、体に掛かる負担を最小限に出来そうでした。

今回避難した足摺宿小屋も広く綺麗で、風に晒されない事の安心感は特に大きかったです。

持っていて良かった物や追加で持っておきたい物など日帰り装備の見直しもでき、仰る通り大変貴重な経験となりました。

あのリフト、眺めも良さそうで楽しそうですね^^
是非リフトからの眺めを見てみたいです。

次回からは無理のない計画と準備で山を楽しみたいと思います^^

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Author:初心者ハイカー
近畿の里山をのんびり一人歩き。
夏山よりは冬山の方に興味があります。

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